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年に一度行われる日本ウミガメ会議、今年は名古屋港水族館で行われました。
日本中からウミガメ調査員や研究者、大学生、興味を持つ方が集まり、研究発表や懇親会で盛り上がりました。
今年は水族館開催ということもあり、アクセスがよく、300名を越える多くの参加者が日本中から集まり、またウミガメを飼育している他の水族館の活動報告もあり、水族館は展示しているだけでなく、様々な研究ができる場所としての役割があることを、再認識しました。
ひとつの生物を通じて、 こんなにも人が集まることはとても楽しく、また、自然の素晴らしさ、大切さを感じさせてくれます。
2024年は宮崎県で12/13-15に開催されるとのことです。
※写真は水槽前で行われた懇親会のときのイワシショー。因みにサメはウミガメの天敵です。
2023年も残り少しとなってきました。
今年の主な活動は、毎年継続してきたアースウォッチ様、三菱重工様によるアカウミガメ調査(産卵のため砂浜に上陸するウミガメにタグ付け、計測などを行う)を、種子島長浜海岸で6月末に2週間ほど、ボランティア様参加のもと行いました。この調査は特定NPO 法人日本ウミガメ協議会の研究者様主導のもと、タートルクルーは現地サポートとして関わっています。
また、タートルクルーのメンバーが鹿児島県主導のウミガメ産卵調査の調査員として、種子島の中種子町長浜海岸と西之表市東海岸を約4ヶ月調査しました。
三菱重工様より提供していただいたドローンも、昼間の産卵痕跡調査に役立っております。
そして、種子島熊野港沖の定置網へのウミガメ混獲調査も浜山水産様協力のもと継続していただいています。
今月は12月8日から10日まで開かれる日本ウミガメ会議(今年は名古屋水族館開催)にも参加を予定しています。
そして、啓蒙活動やウミガメ海外交流のスタートとなるヨットを入手。50年前のヨットであり3ヶ月経っても未だに修理が終わらず完成は2024年になりそうですが、一歩を踏み出しました。
2015年より毎年行っているアースウォッチジャパン・三菱重工・日本ウミガメ協議会による種子島アカウミガメ調査に地元サポートとして今年もタートルクルーが参加。コロナの影響により今年も一般ボランティア不参加でしたが、産卵に砂浜にやってくるアカウミガメの調査を行いました。
毎年、鹿児島県が行うウミガメ産卵痕跡調査に今年もタートルクルーのメンバーが3名選ばれました。
毎年同じ海岸に、何頭のウミガメが産卵しにやってくるかを調べるものです。
昼間の海岸を歩き足跡を数え、その内何頭が産卵しているかを見極める経験と体力が必要な作業です。